診療・透析のご案内 診療・透析のご案内

診療科目

・腎臓内科 ・内科 ・人工透析内科

人工透析のご案内

透析医会編 維持血液透析ガイドラインを遵守した治療を行っています

コンピューター管理のシステムを用い、患者さまの治療条件(体重、除水量、治療パターン、除水パターンなど)を一元管理する事で、安心で安全な透析を提供しています。

人工透析のご案内

オンラインHDFも積極的に行っております

高度に清浄化されたウルトラピュア透析液と複数のエンドトキシン・カットフィルタを使用することで、安全なオンラインHDFを実施しています。オンラインHDFにより、血圧の安定、貧血、かゆみなどの改善に加え、手根管症候群、各種臓器へのアミロイド沈着などの合併症予防効果も期待しています。
多用途透析用監視装置DCS200Siの新規導入を行いオンラインHDFの充実を図りました。DCS200Siは多彩なモニタリング機能のさらなる拡充に加え、不整脈や血圧計カフの緩みを確認できる「オシログラフ」機能、循環血液量の低減や抗凝固剤の使用量低減が見込まれるアーチループ血液回路のオプション化、シャント(AVG)の狭窄の早期発見に有用な静的静脈圧モニタリングの自動化などの新機能を搭載しています。

DCS200Si

除水量の設定は、ドライウェイト(DW)の3〜5%以内を基本としています

除水量はInBodyが算出する脂肪量や筋肉量を加味した想定DWの5%を時間あたりに変換したものを除水速度上限値(15ml/kg/hr以下:透析医会推奨値)として厳守することで、無理な大量除水がもたらす低血圧ショックや足攣りなどを防いでいます。

InBody
体液分析装置(InBody S20)

体内の水分量、脂肪量、筋肉量などを測定する非侵襲的な検査装置で、ドライウェイト設定の判断に用います。

その他の治療の実際のご紹介

フットケア:閉塞性動脈硬化症(ASO)への対応

すべての患者さまに定期的な目視観察と爪切り、胼胝削り、瘡部処置、保湿などの処置に加えて、足関節上腕血圧比(ABI)、皮膚灌流圧(SPP)、ドップラーなどの機器を用いて足・血管病変の早期発見に努め、基幹病院との連携で症状の重篤化を防いでいます。

ABI
血圧脈波検査装置(ABI)

動脈硬化を客観的に評価できる非侵襲的な検査装置です。下肢動脈の狭窄・閉塞を評価することで足病変の早期発見に用います。

SPP
皮膚灌流圧測定装置(SPP)

皮膚表面の毛細血管の流れを確認する非侵襲的な検査装置で、ASOの重症度を評価できます。

栄養指導

リン・カリウムの値に十分注意を払いながら、患者様には肉や魚などの良質な蛋白質の積極的な摂取を勧めています。管理栄養士が個々の状態にあった栄養指導を随時行っています。

人工透析室

人工透析室の写真

最新型の患者監視装置DCS 200siを導入し、新型コロナ感染症対策で大型の換気装置を設置しました。また、落雷、台風などの自然災害で発生する瞬電や大規模停電にも対応できるよう自家発電装置を設置しています。空調、照明なども含む一定時間の血液透析がすべての透析装置で可能となっています。
天井の高いゆったりした室内で、視界に照明が入らないよう、透析中は間接照明で優しく照らします。もちろんシーツは透析ごとに毎回交換しています。透析室内の機器や器具・機材も透析終了後にガイドラインに則った消毒液による清拭を行い感染予防に努めています。

  • 更衣室

    更衣室の写真

    お1人毎に専用のロッカーをご用意。背の高いタイプのロッカーですので、コートなどもそのまま掛けて頂けます。空気清浄機も設置して感染対策をしています。

  • 待合室

    休憩室の写真

    透析前の待合や透析後の休憩などにご利用いただける給茶器や大型の洗面スペースも備えた空間です。大型の空気清浄機を設置して感染対策しています。

待合室ロビー、更衣室などでの感染対策として、3密を防ぐため、待合場所は複数設けて空間的隔離を行い、透析室への入室は待合場所ごとに時間的隔離を行い、更衣室や体重測定時の密を防いでいます。更に、ドアノブや手すりなど手に触れる部分はすべて低濃度次亜塩素酸による拭き上げを行なっています。